坂戸合気会の紹介

 

坂戸合気会は昭和51(1976)年、岩切光作師範(1938〜2023年)が本部道場指導部退任後に植芝吉祥丸二代道主の承認を得て設立された。
現在は公益財団法人合気会公認道場、埼玉県合気道連盟加盟道場として坂戸市において合気道の普及にあたっている。
創設者の岩切師範が鬼籍に入られたことにより、現在は米ノ井正七段が坂戸合気会を継承し、代表者・師範として指導に当たっている。
会員数は20名ほどで、坂戸市を中心に鶴ヶ島市、吉見町、毛呂山町などの近隣地域から、また岩切師範が東京商船大学(現東京海洋大学)や武蔵大学で教えていた時代の教え子が草加市や練馬区などから稽古に通っている。
稽古は毎週日曜日(土曜日の場合もあり、予定表参照)の午前10時から12時までの2時間、坂戸市民総合運動公園内柔道場においておこなわれている。稽古は創設者の岩切師範が心がけていた「不断の稽古」を根本姿勢として、基本技を中心に「稽古を積み重ねる」ことを主内容として行われ、前半で基本技の稽古を、後半で木刀・杖による体捌きの稽古を行っている。
坂戸合気会は、対外的な活動は特段おこなっていないが、米ノ井師範がスリランカ合気会の創設者である関係から、不定期ではあるがスリランカ合気会との交流稽古が行われている。残念ながらこの数年はコロナ禍で交流は途絶えてはいるが、坂戸合気会の会員にとって得難い経験となっている。
また岩切師範の下で修業を積んできた磯部三男七段が長崎市に合気道悠歩塾を設立し、稽古者の人的交流なども行われている。
合気道は不断の稽古を通じて「争わぬ心と不動の境地」「和合の精神」の獲得を目的としているが、合気道を学ぶ稽古者個々の目的はそれぞれであり、坂戸合気会では「真面目に楽しく」を心掛けた稽古をしている。